骨壷もいろいろ

骨壺の種類もいろいろ

葬儀の中で火葬を終え、お骨となった故人を納めるのが「骨壷」ですが、これにも実は色々な種類の物があります。
まず材質の点で、あらゆる物が有り得ます。
そもそも、骨壷と言うものには「こうで無ければいけない」という規定は有りません。
お骨がきちんと納まって、ある程度の強度があればOKです。
ただ、そのままお墓に納めることを考えると年月の経過に耐える素材である事が求められます。
こうした点から、素材として多いのは陶器、石材などになります。
特にスタンダードなのが陶器で、釉薬の具合で質感などがいくらでも変えられるのに加えて、繊細な絵付けなども可能なので、シンプルなものから豪華なものまで広くカバーでき、多くの人に親しまれています。
例えば九谷焼や有田焼といった有名な焼物も骨壷にはよく使われます。
絵付けや焼き方、形などによって価格がピンからキリまで存在し、安いものは数千円から、高いものは10万円を超えるようなものまであります。
極論、この陶器製というカテゴリの骨壷は、お骨が収められばなんでも良いので、いわゆる古美術的な価値をもつ陶器や焼き物まで含めれば、価格の幅は無限といっても良いでしょう。
それこそ、100均の陶器でも用が済みますし、こだわれば人間国宝の作品まで利用できます。
耐久性という点で行けば、非常に優秀なのが石材ですが、これも種類が豊富です。
墓石と同じ系統の花崗岩の他、加工性に優れて見栄えするオニキス、見た目が白くて美しい大理石、同じくつややかな色合いが特徴の黒大理石などが使われます。

通気性と速乾性に優れた幸石

面白い所では、通気性と速乾性に優れる幸石という物も有るようです。
日本は高温多湿の関係上、墓の内部にまで水が侵入したり、結露を起こしたりということは確かに有り得る話ですので、こうした素材選択も重要でしょう。
ただ、これらの石材を使った骨壷は全体に重くなるため、扱いに気をつける必要があります。
見た目に徹底的に拘ると選択肢に上ってくるのが、ガラス製の骨壷です。
加工性の高さは言うまでもないですし、耐候性も非常に高いです。
と言っても、墓地に収める骨壷に使われることは少なく、大体は分骨して身近においておくミニ骨壷として使われることが多いようです。
その関係か、一般的に非常にインテリア性に優れたデザインで作られています。
いずれの素材にしても、早めに用意していて困るようなものではないので、ネットなどで気長に探して見ても良いでしょう。