現代日本の火葬

現代日本において、遺体を葬る方法は基本的に火葬のみとなっています。
近代まで行われてきた土葬・埋葬は衛生上の問題から許可されていませんし、風葬や鳥葬、水葬といった諸外国では有りうる葬送も、日本では不許可です。
そして、火葬といってもその辺で焚き火を焚いてというのも当然ダメです。
そもそも人間一人を骨の破片にまでする火力というのは、専用の設備がなければそう簡単に出せるものではありません。
そうしてお世話になるのが火葬場というわけです。

火葬の流れ

火葬は大体の場合、通夜・告別式を終えた後、葬儀場から霊柩車にて出棺されて最寄りの火葬場に移動、そこで火葬をすることになります。
火葬場に着いてからの流れを概説すると、まず火葬をする上での大前提として「火葬許可証」が必要不可欠です。
火葬許可証は役所にて火葬許可申請書を記入提出することで発行してもらえます。
しかし、前提として死亡届が出されていることが必要ですので、大体は死亡届と同時に提出・取得することになるでしょう。
このあたりの手続きを葬儀業者に代行してもらっている場合、葬儀業者が管理することになりますのでそれほど心配は要りません。
もし遺族自身で諸手続きを行なっている場合、最重要書類の一つですので、しっかり保管して火葬場に持っていく必要があります。

火葬場にて火葬許可証を提出すると火葬をしてもらうことができます。
なお、この火葬にあたっては当然費用が必要ですが、市などが運営している公営火葬場の場合、市民なら1万~数万円で火葬してもらうことが可能です。
大体は、火葬をする前の本当のお別れのタイミングとして「納めの式」が行われます。
仏式なのか神道なのか、キリスト教なのかである程度細かいところは変わってきますが、こうしたタイミングで最後の式が行われるのは共通しています。
それが終わると棺が火葬炉に納められ、いよいよ火葬が始まります。

火葬にかかる時間は個人差があるのですが、だいたい40分~1時間ぐらいの範囲で完了します。
その間、親族や僧侶、遺族は控え室にて待機しています。
喪主はこの時も親族や僧侶へのもてなしをするのが通例ですが、近年は簡素になる傾向があります。
火葬が終了すると、「骨上げ」を行います。
骨上げは、2人1組で箸を使って、ひとつの骨片を拾い上げて骨壷に収めては、次のペアに交代していくという形式を取ります。
順番は個人に近い血縁者から遠い血筋や関係へと進みます。
拾う順番などは地方によって異なったりするので、わからなければ僧侶か火葬場の人に聞くのが無難です。

(参考サイト)
葬儀の流れ:火葬