火葬が主体のドイツの葬儀

ヨーロッパの中には、ドイツと同じように死亡広告で通知を済ませるケースと、地域に存在する掲示板を用いて、死亡通知を済ませるケースがあるのです。
ただ、ドイツの場合は、他の国と比較すると死亡広告作成にも力を入れる傾向があります。
葬儀の日程、場所だけでなく遺族の名前、住所など、詳しい情報を記載するという特徴があります。

几帳面なドイツ人らしいと言えるのですが、このような対応以外でも几帳面さが表れている対応が存在します。
例えば、病院での死体安置は24時間以内と定まっており、遺族は36時間以内に葬儀社を決める必要があるのです。
世界各国の葬儀では葬儀社を通じて葬儀内容を定めるのですが、ドイツでも、そのような習慣が存在します。
そのため、葬儀内容についても几帳面に定まっており、家によって葬儀内容が大きく異なるケースは稀という特徴も有しています。

それと、ドイツの葬儀では火葬が一般的とされています。
ドイツの葬儀で使用される火葬炉は、他の国の葬儀で使用される火葬炉と大きく異なり、灰になるまで骨を焼くことが可能というように、かなりの高音で骨を熱することが可能になっているのです。

今でも、ドイツはこのような火葬炉の技術を向上させているため、ドイツの中でも、特に火葬炉は特徴的な性能を有していると言えます。
他にも、ドイツの葬儀では特殊なカプセルを用いて、火葬炉を通じて発生した灰をカプセル内に保管する仕組みになっています。
カプセルそのものは20年~30年の時をかけて、自然に還る素材が厳選されているため、自然に優しい葬儀を行っているところも、自然を重んじるドイツらしいと言えるでしょう。

ドイツの葬儀で使用する服装についてですが、こちらに関してはそれほど几帳面に定められているわけではありません。
そのため、日本の葬儀で良く見かける、黒を基調とした喪服が存在するわけではありません。
他にも、ドイツの葬儀では、ボランティア団体との関係が密接なものになっています。
そのため、ドイツの葬儀で発生した香典の一部は、ボランティア団体に寄付されることも珍しくないのです。

樹木葬にも対応しているドイツ

ドイツの葬儀は、土葬、火葬だけでなく樹木葬にも対応しています。

近年では、宇宙葬だけでなく、樹木葬にも注目が集まっているのですが、樹木葬は、土葬、火葬とほぼ同じ料金設定となっているので、それほど特殊な料金設定にはなっていません。
例えば、ドイツの土葬、火葬はどちらも管理費込みで約3350ユーロとされています。
ですが、ドイツの樹木葬は、家族用(10人分の樹木葬)で3350ユーロ、そして、パートナー用(2人分の樹木葬)では2700ユーロで設定されていることが多いです。