古くから続く伝統を重んじている

中国の葬儀は、古くからの重んじる傾向にあります。
例えば、中国の葬儀では今でも紙銭が根付いています。
紙銭とは、硬貨を模した紙のこと、「冥銭」と呼ばれています。

こちらは後で焼くためだけに存在しているのですが、焼いた際に発生する煙は向こうの世界にまで続いているとされています。
つまり、お亡くなりになった方が向こうの世界でも苦労しないように・・・という思いで、紙銭を捧げる伝統が今でも残っているというわけです。
また、この際に使用される紙銭というのは、中国の通貨である中国元のみではありません。
近年では、ドル紙幣などを模したものも増えており、紙銭の中には、家の模型、もしくは銀行の模型といったユニークなものも増えているのです。

伝統を重んじている中国だけに、葬儀は小規模で終わることが少ない傾向となっています。
小規模の葬儀をあげてしまった場合、故人を大切に弔っていない・・・という考えが存在するため、派手なもの、大規模なものほど、葬儀としての価値が高いという考えが根付いているのです。

そのため、中国の葬儀では爆竹を用いて葬儀を盛り上げる、もしくは、お金をばらまくことにより、多くの人に葬儀を理解してもらうという試みも存在します。
他にも、供物を多く捧げるのも中国の葬儀ならではの特徴でしょう。

このように、故人を偲んで大規模な葬儀を行っているのですが、中国の葬儀で忘れてはいけない行為に大泣きが存在します。
中国の葬儀では、泣き男、泣き女という人たちが存在し、これらの人々は葬儀を少しでも良いものに変えるために大泣きするのです。

今でも中国に根付いている文化なのですが、大泣きする理由は、遺族たちの悲しみを少しでも強く表現するためです。
他の国の葬儀では悲しみに暮れる人がいるだけで、大泣きするケースは稀とされていますが、中国では、悲しみの表現を抑えることよりも、多くの人と悲しみを共有するという意思で大泣きする人が、今でも大勢いらっしゃるのです。

経済の影響で相場が大きく変動している

中国の葬儀は、現在の経済(好景気)の影響もあり、かなり大きな変動を見せています。
例えば、北京といった都市以外(田舎など)では、昔と同じような料金設定で葬儀をあげられるようになっているのですが、都市、もしくは都市近郊ではかなり料金が割高になっています。

葬儀そのものの費用が日本円にして10万円から、今では30万円ほどに変動しているのです。
しかも、棺などの移送料金の変動が激しいようで、かつては1000円にも満たなかった移送料金が、今では10000円ほどかかってしまうことも珍しくなく、このような価格の冒頭により、葬儀そのものの見方が変わりつつあります。