お国柄で素早い葬儀が求められる

ブラジルでは他の国の葬儀とは違い素早さが求められる傾向にあります。
というのも、ブラジルは熱帯地域だからです。

熱帯地域の場合、遺体がすぐに傷んでしまうため、少しでも腐食していない状態の遺体を埋葬する傾向にあるのです。
補足となりますが、日本以外の国では火葬よりも、土葬が一般的とされています。
そのため、ブラジルの葬儀でも土葬の割合が高く、そのため、素早い葬儀に関しても対応可能となっているのです。

さらに、ドライアイスなどを使用して腐食をやわらげる・・・といった、他の国の葬儀で見られる対応は、ブラジルの葬儀ではあまり見ることができません。
昔から素早く葬儀を終えてしまうことが肝心なようで、現代においても、土葬を素早く行うことを重点的に行っています。
また、ブラジルの葬儀は葬儀の日数そのものも短いです。
他の国の葬儀では2日~3日かけて葬儀を行うケースが目立ちますが、ブラジルの葬儀では1日以内が圧倒的に多いのです。
これは、亡くなった当日中を意識して葬儀を行う傾向にあるため、葬儀で2日以上かかってしまうことが少ないからという理由が存在します。

土葬が定着しているブラジルの葬儀ですが、実を言うと、日系ブラジル人の場合は火葬も取り入れています。
ブラジルには日系ブラジル人も多く、今でも日本のしきたりを守られている、日系ブラジル人が多い傾向にあるのです。

ただし、ブラジルでは日本と比べて遺骨を大事に取り扱う文化が存在しません。
そのため、火葬そのものは行えるのですが、遺族立ち会いのもと火葬を行うことが難しく、火葬を終えた後の遺骨についても、機械で砕かれたものを遺族が受け取れる仕組みになっているのです。
火葬の場合は日本の葬儀と同じで、死後24時間経過した遺体に対して火葬を行っています。

手頃な料金で葬儀を終えられる

ブラジルの葬儀費用は、他の国の葬儀と比較して手頃とされています。

というのも、前述のとおりであまり時間をかけずに葬儀を終えられるからです。
また、移送料金など追加で利用するサービスがほとんど存在しません。
宗教に則った葬儀を必ずしも行っているわけではなく、また、弔問客が利用できる施設の準備、用意の必要性もほとんど無いのです。

ただし、日系ブラジル人の場合は、火葬を中心とした葬儀を行うため、それほど手頃な料金設定で葬儀を行えるわけではありません。
火葬の場合、多くの人が参列者として葬儀に参加することも多く、日本の葬儀のように、弔問客が利用できる施設の準備、用意が必要になることもあるからです。
また、火葬場そのものが少ないので、移動費用が高く付きやすいという面でも、土葬よりも火葬のほうが料金設定が高い傾向にあります。